ゲーム批評ブログ

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がちがちのアクションゲームはきつい、という話

 タイトル通りなのだがアクションゲームは俺には荷が重い。

 ここでいうアクションゲームとは、集中力を必要とし、素早い反応でゲーム内キャラクターを操作する必要があるゲームのことである。レースゲームやシューティングゲームスポーツゲームもアクションゲームである。自分がやってきたゲームで言えば、格闘ゲームモンスターハンターアーマードコアとかロックマン、マリオなんかだろうか。もともと嫌いなのかもしれない。いやPSPのMHP2Gは700時間以上はプレイした。

 要点はいくつかあるのだが、

 

1.ゲームをやる時間帯が向いていない。俺も社会人である以上、夜に寝る前の自由時間にゲームすることが多いわけだが、そこで脳を覚醒させる、脳神経をフル動員させてリアクションさせるゲームをやるのはスジが悪い、というのがある。眠くて調子が出なかったり、眠気がごまかされてライフサイクルが乱れるかもしれない。いずれにしろ、向いていない。君子危うきに近寄らず、というわけだ。

 

2.プレイスタイルがアクションゲームになじまない。俺には、中断や停止が自由で、リアクションタイムが自在なゲームが好ましい。

 まずゲームをやっている最中、いつ、どんな用で話が来るか分からない。遊んでくれと言われたり、これを治せ、探してくれ、と子供や妻に言われることがある。そんな時に、俺はいまゲームやってんだから話しかけんじゃねー、糞して寝ろ!!とブチギレないようにするには、そのような状況に陥らないことが一番である。すなわち、ちまちまやったり、止めたいときに止める、別のことをやりながら合間にやるといったフレキシブルなプレイで十分に楽しめるゲームが好ましいといえる。

 ほかにも、そういうゲームであれば、朝や夜や待機時間にちまちまやったり、筋トレの合間やユーチューブを見ながらやったりもできる。(実際にはどうなのかわからないが)時間が有効活用できているような気分にもなる。

 アクションゲームではそうはいかないだろう。それらは、一つのラウンドやステージ、シークエンスといった一連の単位をぶっ続けで集中して取り組むことで達成感や満足感が得られるように設計されているだろうから。だから調子がいいときに辞めざるをえないときとか、隙間時間の30分で納得できる結果が出せなかったときには悔いが残るように思えるのだ。ゲームをプレイした結果が不完全燃焼で終わることが有り得るし、だから必死になってプレイしなければいけない。そういうゲームジャンルだと思う。

 

3.プレイ環境がアクションゲームに適していない。そもそもパソコンのスペック的に重い3Dのアクションゲームはできない。爆音で大きなモニターでゲームを楽しむ環境でもない。相対的に、そのようなゲームを行う優位性が低くなっている。

 

4.アクションゲームの習熟過程でイライラしそう。

 アクションゲームとはゲーム内での自分の分身を思ったように動かせるようになる、そこまでの過程を苦しみ、楽しむものだと思うんだけど、そこに、もどかしさを覚えたり、腹が立ちそう。わざわざ、そんな状況に身を落とす必要性を感じない。そこまでの時間がもったいないように思う。時間が有限なのでイライラを楽しむ猶予をまだ見いだせない。子供が一緒にやろう、と言ったら、やってもいいかもしれないが、まだそんな年齢でもないし、そのような嗜好が子供にあるかもわからない。その点、思考をアップデートするだけでよいストラテジー系は楽である。いい流れや悪い流れを感じ取る=何が勝利に近づくかを考える過程こそを楽しむものでもある。

 

5.集中力や反応性をゲームで消費したくない。ゲームで消耗したくない。

 それらのリソースは有限で、かつ実生活で消耗していくものと共用部品でさえある。

 ゲームで疲れる、というのは贅沢な行為だと思う。

 

 というわけで俺はアクションゲームを基本的にやらない。

 大局的に見て、いい流れではないからである。